糖尿病に最適な制限食や食事・宅配食について

糖尿病の食事解説

糖尿病の原因は遺伝なのか?


「親が糖尿病だから自分も糖尿病になるんじゃないか…」

 

と糖尿病が遺伝すると考えている方は少なくないでしょう。

 

糖尿病と遺伝の関係性は半分あると現在は考えられています。

 

これは糖尿病が発症しやすい体質に遺伝的な要因があっても、生活習慣などの環境的原因が合わさらないと糖尿病発症には至らないと考えられているからです。

 

それでは糖尿病と遺伝の関係性について詳しくこれからお話していきます。

 

糖尿病になりやすい体質

糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の原因による糖尿病と4つに分けられるのですが、日本人に多いのは2型糖尿病と呼ばれるものです。

 

2型糖尿病は血糖値を下げるインスリンの効果が弱くなるなどして、血中の糖が代謝されず血糖値が上がることで起こる糖尿病です。

 

日本人は昔から穀物や魚など低脂質かつ低カロリーな食事がメインであったと考えられます、そのため体が低カロリーでも動けるような体質であったが、高カロリーなものを摂取してもそのエネルギーを代謝する機能が発達しなかっため、現代の日本人は2型糖尿病になりやすい体質であるのかもしれません。

 

これは欧米人と比較した結果、日本人は遺伝的に膵臓が分泌するインスリンの量が欧米人の半分ほどであることからの考えであり、2型糖尿病における「糖尿病になりやすい体質」とは、食生活や運動不足などの生活習慣が原因で変化する可能性があります。

 

1型糖尿病における遺伝との関係性

上記では主に日本人に多いとされる2型糖尿病に関しての解説でしたが、こちらでは1型糖尿病の話をしたいと思います。

 

1型糖尿病とは、本来体を守るはずの自己免疫機能がインスリンを生成する膵臓のβ細胞を破壊してしまうことでインスリンが不足しおきる糖尿病です。

日本人の発症は糖尿病の全体の約5パーセントといわれ、10万人に1人が発症するとも言われています。

 

この1型糖尿病の原因である自己免疫機能が自分の細胞を攻撃してしまう事を、「自己免疫性疾患」といいます。

自己免疫疾患は円形脱毛症や関節リュウマチなど多数の病気があります。

 

自己免疫疾患による1型糖尿病は「糖尿病感受性遺伝子(領域)」とよばれるものが発症に関係していると考えられています。

なかでも強く関係していると見られるのが、「HLA(ヒト白血球抗原)」とよばれる遺伝子があります。

 

このHLA遺伝子が免疫機能で自分の細胞を攻撃しないように判断させるのですが、なかには自分の細胞を悪いものと認識してしまうものがあり、この遺伝子を持っている人は膵臓のβ細胞が破壊され1型糖尿病になる可能性が高いのです。

 

ゆえに1型糖尿病に発症した方が親族にいる場合、自分もその遺伝子を引き継いでいる可能性はあるかもしれません。

 

しかし、その遺伝子を遺伝したからといって確実1型糖尿病に発症するわけではありません。

この1型糖尿病と遺伝子との関係性はいまだ研究中です。

 

遺伝による糖尿病体質への対策

糖尿病になりやすい体質は遺伝することがあります。

 

その確率は両親が共に糖尿病に発症していた場合50%、片方が糖尿病を発症した場合だと25%になるといわれております。

 

必ずしも糖尿病になるとはいえなくとも、発症の恐れがあるのならば対策しておくことが良いでしょう。

 

糖尿病の発症には遺伝的要因と生活習慣などの環境的な要因が合わさり発症するといわれています。

このいずれかを改善できれば、糖尿病の発症リスクを下げることができます。

 

そこで、環境的な要因、つまり生活習慣の改善が糖尿病の対策へとつながります。

 

 

具体的には、次の4つに気をつけましょう。

 

  1. 食事
    • 朝、昼、晩と一日三食きちんと摂ることを心がけましょう。また甘いお菓子やジュースは控え、栄養バランスの良い食事を腹八分目くらいに抑えて食べると良いでしょう。
  2. 運動
    • 適度な運動を心がけましょう。血糖値を下げるには運動でエネルギーを消費するのが一番!とくに有酸素運動は無酸素運動よりもエネルギーの消費が大きいので、ウォーキングなどを一日20~30分続けると効果的です。
  3. ストレス
    • ストレスは血糖値を上げるホルモンを分泌してしまいます。ストレスは溜め込まず自分に合った解消法を見つけましょう。
  4. 加齢
    • これは進行を止めることはできませんが、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには細胞の酸化を抑えてくれる働きがありますので、積極的に摂り細胞を健康に保ちましょう。野菜でならモロヘイヤや赤ピーマンがオススメです。サプリで摂取するのも簡単でいいですね。

 

以上が、生活習慣の改善における注意点です。

 

まとめ

最後におさらいをしますと糖尿病は遺伝しません。糖尿病になりやすい体質が遺伝します。

 

糖尿病の原因に遺伝が関係しているかといえば半分は関係しています。

 

それは、糖尿病が起きる原因が体質と生活環境の2つにあるからで、糖尿病になりやすい体質は遺伝することがあるが、糖尿病の発症には生活環境の要因が合わさらないと起きにくいためです。

 

ですから、「親が糖尿病だから自分もなるかも…」とご心配の方は、生活習慣を整えることで糖尿病の発症リスクを下げましょう。

 

 

糖尿病の原因

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