糖尿病に最適な制限食や食事・宅配食について

糖尿病の食事解説

運動療法とは


運動療法は、糖尿病の治療方法のひとつであり、その名のとおり運動により症状を緩和改善回復させるための治療方法です。運動療法は、食事療法を合わせて行うとより効果が高いため、同時に行う場面が多いです。

運動療法が糖尿病治療に繋がる理由

糖尿病には、1型と2型が存在し、とくにⅡ型糖尿病には運動療法が効果的です。

2型糖尿病は、日々の生活習慣の乱れから来る過食や肥満、運動不足が原因となっている糖尿病であるためです。そのため、運動療法を取り入れ、運動によりエネルギー消費を促すことで肥満の解消と抑制を行うことが出来ます。

 

また、運動を習慣化すると生活習慣の乱れからくる自律神経の乱れが正常化され、交感神経と副交感神経の活動が正常化します。これによって身体活動量(運動量)が上がり、低下していたインスリンの働きが改善する効果が期待できます。

 

また、食後に運動を挟むことによって摂取した糖や脂肪の燃焼が促され、血糖値を下げる効果もあります。

運動療法が生むたくさんのメリット

運動療法を行うことで、次のようなメリットがあります。

 

  1. 運動することによって摂取した糖や脂肪の燃焼が促進され血糖値が下がる
  2. 自律神経が調整されインスリンが正常な働きをする
  3. 肥満の原因である「摂取カロリー>消費カロリー」を改善し、ダイエットや体型維持に役立つ
  4. 運動不足による筋力の低下が改善される
  5. 骨、間接、筋肉が強化され、心肺機能が強化される
  6. 生活習慣病リスクを低減し、健康な体へと変化する
  7. 適度な運動はストレス解消効果があり、心身ともに健康な体へシフトする

 

運動療法にはこのように様々なメリットがあり、糖尿病の治療だけでなくダイエットや健康な体作りにも大いに役立ちます。そのため、デスクワークなどの運動不足になりがちな方は意識的に運動療法を取り入れるとよいでしょう。

どのような運動が糖尿病の運動療法として効果的か?

運動には、様々な種類がありますが糖尿病の運動療法としては次の2つがあります。

 

  1. 有酸素運動
  2. 無酸素運動

有酸素運動

有酸素運動は、体内に蓄えた体脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)を酸素を取り込みながら燃焼させエネルギーへと変える運動のことです。

運動の種類としては、ウォーキング、水中歩行、体操、踏み台昇降運動などの比較的軽度の力で行える運動になります。

 

有酸素運動の特徴は、ゆっくりと時間をかけて行うことがあげられます。

体脂肪が燃焼を開始するのは20分過ぎたころからと言われており、20分以上続けることでより高い効果が期待できます。そのため、運動でかかる体への負荷は比較的軽いものとなります。

 

有酸素運動の最大の目的は、「体脂肪の燃焼」になります。

無酸素運動

無酸素運動は、筋肉に蓄えたグリコーゲン(糖質)を燃焼させることで筋肉に負荷をかける運動のことです。

運動の種類としては、筋トレや短距離走、競泳などがあげられます。

 

無酸素運動の特徴は、短い時間で行う瞬間的な負荷運動であることがあげられます。

筋肉に瞬間的な負荷をかけ、瞬発力によって行う運動であるため、短時間しか行うことが出来ません。そのため、運動でかかる体への負担は比較的強いものとなります。

 

無酸素運動の最大の目的は、「基礎代謝の強化」になります。

糖尿病には、有酸素運動が効果的

有酸素運動と無酸素運動を比較すると以下のようになります。

 

 有酸素運動  無酸素運動
 体への負荷  軽い  強い
 運動時間  長い(20分以上)  短い
 運動の目的  体脂肪の燃焼  基礎代謝の強化

 

運動療法で行う運動として糖尿病により効果的なのは有酸素運動になります。

 

体脂肪(皮下脂肪、内臓脂肪)を燃焼させることにより肥満状態を解消するだけでなく、有酸素運動による交感神経、副交感神経の働きの正常化によってインスリンの分泌が正常化され、糖尿病の改善により効果的であるとされています。

 

また、無酸素運動が決して効果がないわけではなく、基礎代謝をあげておくと肥満になりにくい体質への変化や、体調を崩しにくい強い体作りに役立ちます。

 

まずは有酸素運動によってついてしまった脂肪を燃焼させつつ、運動療法の効果が見えてきたころに無酸素運動も組み合わせることでより効果的な糖尿病改善へとつながります。

 

どちらの運動についてもいきなり極端に開始するのではなく、自分の体調、体質、体型に合わせて徐々にステップアップしていくのが大切です。

 

まずは以下のようなものから開始するとよいでしょう。

 

有酸素運動には、ウォーキングや踏み台昇降運動。

無酸素運動では、簡単な筋トレ(へそを見つめるだけの腹筋など)が効果的です。

 

肥満度合いが極端な場合はウォーキングよりもさらに関節負担の少ない水中ウォーキングがオススメです。

運動療法で糖尿病を改善しよう

運動療法は、食事療法と共に糖尿病の治療として「自分でできる」対策のひとつです。

また、現在糖尿病でなくても生活を見直す上で適切に運動を行うことは、糖尿病だけでなく、他の生活習慣病の予防などにもつながるため非常に効果が高い療法になります。

 

糖尿病で運動療法を行う場合は、医師と相談の上、現在の自分にあった適切な運動を心がけてください。

 

また、準備運動、整理運動を忘れず体へ無理な負担をかけすぎないように気をつけましょう。

 

運動でリフレッシュして身も心も健康な体へと変えていきましょう。

 

 

 

糖尿病の治療法

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